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■コントロールを安定させる要素とは?

160km/hの直球も鋭い変化球もコントロールがなければただの飾りになってしまう、いわばピッチングの土台になる部分。
テレビでひいきのチームを応援している時、草野球で自分が守備をしている時、投げているピッチャーが四球を連発してランナーを溜め、ストライクを取りにいった棒球を打たれて大量失点の流れになるとイラッとしますよね。
数々のピッチャーがコントロールに苦しみ、埋もれていったことを考えれば、重要視されて当然なのですが、これがなかなかに難しい。
ここではピッチャーとしてのコントロールを安定させるためには何が必要かを考えたいと思います。

▽ まずはモーションを固める事が大前提 ▽

投げる度に身体の向きが違う、腕の角度が違うでは安定したコントロールは望めません。
まずは投球モーションをしっかり固めるところから始めましょう。
投球モーションを固めるには下半身と体幹の筋力が欠かせないので、これらを鍛えるトレーニングを取り入れましょう。
あとは反復し、頭と身体で覚えることになります。

▽ 練習は適切なシチュエーションで ▽

これはピッチャーであれば、マウンドからキャッチャーに向けて投げるのがいいということです。
バッターを立たせることができれば更に効果的でしょう。
もちろん、こうでなければ効果が無いというわけではないですが、できるだけ実際に投げる状態に近づけた方がより効果が得られるはずです。

▽ ボールを叩きつけるところから始めてみる ▽

マウンドから投げる場合、まずはホームベースに叩きつけることを狙ってみる、という練習法です。
叩きつけるような低めを狙うことによって指のかかる感覚を覚え、高めに抜ける球を減らせるでしょう。
また、球持ちを良くする効果も期待できるかもしれません。
そして徐々に高くしていき、最終的には高めの球も投げ分けられるようになれば最高でしょう。

▽ 一球一球反省しながら投げる ▽

コントロールUPには反復練習が重要になると思いますが、ただやみくもに投げるだけでは大きな効果は期待できません。
一球投げる度に、反省をするようにしましょう。
狙いとずれた時、なぜずれたのか、どうしてそこにずれたのかを考えてみましょう。
リリースが早かったから高めに浮いたのか、それとも指の押さえが効かなかったからなのか。外角に外れたのは身体が流れたからなのか。内角をえぐり過ぎたのは身体の開きが早すぎたからなのか。
など、結果には必ず原因があります。
自分で修正ポイントを的確に見つけられるようになれば、試合中での修正にも役立つでしょう。
実際のところ、これが一番重要かもしれません。

▽ 継続は力なり。でも怪我には注意 ▽

安定したコントロールを保つには練習を続け、身体が忘れないようにすること。
しかし、投げ込み過ぎには注意しましょう。
疲労時は特に肘に負担をかけてしまいがちです。
怪我をしてしまっては元も子もありませんから、コンディションケアを怠らないようにしましょう。
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