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■球速を決める要素とは?球速アップの方法を考える

投手としての能力を測る上で一番分かりやすいのが球速。
"140km/hが投げられる"と聞いただけで"おおっ!"となりますよね。
球速があるだけでは打者を抑えられるというものではありませんが、球速があることによって活きてくる要素もあります。

ここでは野球、特に投手をする上で避けては通れない球速を上げる方法を考えたいと思います。
球速に関わる要素は主に2つ。
筋力と投球モーション。
ボールに直接速度を与える力となる筋力。
そして各所の筋力によって生み出した力を効率良くボールに伝える投球モーション。
この2つを改善していくことで球速は着実に上がっていくでしょう。
なので、球速アップに必要な2つの要素を細かくかつ簡単に分析していきたいと思います。

▽ 球速アップに必要な筋力は? ▽

速い球を投げるのに必要な筋力とは、どの筋力なのか?
全身の筋力がバランス良く付いているのがもちろんベストですが、速い球を投げるのに特に必要な筋力を考えてみます。

まず思い付くのが肩の筋力。
回旋筋腱板(ローテーターカフ)と呼ばれる、棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋からなる肩を動かす上で重要な筋肉群があります。
よく聞く"肩のインナーマッスル"とはこの回旋筋腱板のことを指します。
肩甲骨と腕の骨を繋ぐ間接を安定させる役割を持っており、肩の故障は回旋筋腱板が弱まったり他の筋肉とのバランスが崩れたことが原因となる場合がほとんどです。

次に腕の筋力。
腕の筋肉と言うと上腕二頭筋(いわゆる力こぶ)など上腕の筋肉をイメージしますが、速い球を投げる為に必要なのは前腕の筋肉。
手首や指といったリリース時に最後の一押しとして力を発揮する筋力です。
リリース時にはボールに、腕の振りに抵抗する強大な力がかかっています。
手首や指の筋力が弱いとその力に負けてボールが抜けてしまい、最後まできちんとボールを押し出し切れなくなってしまいます。
なので、速い球を投げるのに手首や指の筋力は必要になります。
また、高めに球が抜けるのも防ぐなどコントロールにも関係してきます。
注意しなければいけないのは指の筋力。
指の筋力を測る指標では握力が一般的ですが、握力を測定する場合は一般的に指5本の力を測ります。
しかし ボールを投げるのに使うは人差し指と中指、そして親指の3本だけです。
物を握る場合小指が非常に重要で、小指が使えるか使えないかで握力は大きく変わってきます。
小指に頼った5本指での握力が強いからといって3本指での握力も強いというわけではないのです。
重要なのは人差し指・中指・親指の3本での握力ということを憶えておきましょう。

球速アップに直接関係してくる主な筋力は上記の2つです。
これらを鍛える場合、筋肉質になり過ぎて体が動かなくならないように注意しましょう。
投手に必要なのはしなやかな筋肉から生み出される筋力です。

▽ 球速アップに繋がる投球モーションの要素とは? ▽

(考察・執筆中)
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