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■ フォーク

フォークは、ストレートの様な軌道から打者の手前で急激に減速し落下します。
代表的な空振りを狙う変化球。
ボールを挟んで握ることによってリリース時の回転を抑え、空気抵抗が大きくなり減速して落下する、という仕組みです。
"減速する=重力の影響を受ける時間が長くなる=落差が大きくなる"ということなので、空気抵抗はフォークにおいて非常に重要であることが分かります。
回転が少なくなればなるほど空気抵抗は大きくなります。
また、球速があればあるほど空気抵抗も大きくなり、変化も大きくなります。
暴投率が高いことから、捕手の捕球能力も重要になってきます。

ボールを完全に挟んで握るので、指の長さと握力が必要になります。
指の長さをどうにかするのは難しいですが、握力は鍛えられます。
フォークは他の球種よりもボールが不安定な握り方なので、握力が強くないとストレートと同じ腕の振りをした時に、リリースしたいタイミングより早くすっぽ抜けてしまう可能性が高くなってしまいます。
また、持久力も大切で、持久力が無いと安定したフォークを投げられる回数が減り、握力が低下したせいで他の球種にも影響が出てしまう可能性もあります。

リリースの瞬間まで指に強く力を入れっぱなしにして投げる為、力みで腕が硬くなり易く、肘への負担が大きいのでかなり故障しやすい球種です。

▽ フォークの握り方とリリース ▽

フォークは人差し指と中指を縫い目にかけずに挟むようにして握ります。
指を大きく開いて握るほど回転はかかり辛くなり、大きく落ちるようになります。
特殊な握り方として、指が短い人でも握りれる親指と人差し指で挟む握り方もあります。



手首は使わず、腕の振りだけで人差し指と中指の間から抜いてリリースします。

縫い目にかけずに握ると、人差し指と中指の長さの違いの関係か、シュート回転します。
他にも縫い目の位置やかけ方などで、回転や空気抵抗が変わり、落下の仕方も変化します。

■ 他のフォーク系の球種の握り方・投げ方・呼び名

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