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■ 投球モーションをチェックしよう

皆さん、自分なりの理想の投球モーションがあって、少しでもそれに近付こうと日々練習していると思います。
しかし、実際に自分の投球モーションを見ると、自分がイメージしていたものとは全然違う投球モーションで投げていて、愕然とする人も少なくありません。
ここでは、自分の投球モーションを客観的に見ることの必要性と投球モーションをチェックする為のポイントを解説します。

▽ 自分自身がしっかりと修正ポイントを理解する ▽

例えば、投球モーションを改良したいと思ったとき、自分のイメージと実際の動きにズレがあるといくらイメージ上で理想の投球モーションに近づけたところで、実際にはいつまで経ってもズレが残り、結果がついてこない。
例えば、コーチにこうやって投げると良いと言われて、投げてみようとする。
でも、"こうやって投げる"為にはどうすれば良いかが分からない。

これらのことは今の自分がどんな投球モーションで投げているかが分からないことが根底にあります。
もちろん、自分の投球モーションを理解していても理想に近付くことは大変ですが、自分の投球モーションを理解していなければ、更に困難なものになってしまいます。
今、自分がどこにいるのか分からなければ、理想というゴール地点にどうやって行けば良いのか分かるはずもありません。
きちんと"今の自分の投球モーション"というスタート地点をはっきりとさせ、道しるべとなるチェックポイントを探し、ゴール地点を目指しましょう。

また、日々自分の投球モーションをチェックすることにより、不調の原因を素早く見つけられるかもしれません。
良い時の投球モーションと悪い時の投球モーションを見比べるだけでも、バランスの悪さや身体の使い方など、重要なポイントを確認することが出来ます。

更に自分の投球モーションへの理解を深めていけば、試合中の修正も可能になってくるでしょう。
これはあくまで例えですが、"今日は球速が出ない""手投げになっているかもしれない""じゃあ、下半身を意識して投げよう"といったり、"今日は球が上ずってる""踏み込みが足りないのかもしれない""じゃあ、踏み込み位置を確認してみよう"といった感じに、自分の投球モーションが悪くなった時の傾向と対策が分かるようになります。
調子の良し悪しだけでなく、球場のマウンドの高さや土の固さの違いなど、環境の違いにも有効です。

▽ 投球モーションのチェック方法 ▽

では、投球モーションのチェックをして見ましょう。
自分の投球モーションをチェックするには、自分が投げているところを撮影するのが一番です。
大きな姿鏡の前でのシャドウピッチングも悪くはないのですが、ボールを実際に投げるのと投げないのでは力みなどに差が出るので、やはり実際にボールを投げているところを確認したいです。
撮影はビデオカメラが画質的に一番ですが、最近の携帯電話の動画撮影機能でも十分綺麗に撮れそうです。
投球モーションを撮影する角度ですが、正面と背面、そして一塁側と三塁側からの4方向から撮影したいです。
また、その映像を保存する場合、意識したポイント・修正したポイントをメモしてセットで保存するようにしましょう。
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