野球の変化球の投げ方・握り方&球速アップ方法研究所 |
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■ プロ野球投手の変化球の握り方 カーブ系 |
現役のプロ野球投手や元プロ野球投手の伝説の変化球などの投げ方と握り方を紹介。 伝聞ではなく、本人直伝(とは言っても直接会ったわけもなく、テレビや本で本人が解説したものですが)の変化球の握り方です。 簡単にプロ野球投手と同じ様に投げられるとは限りませんし、現役投手の場合は握りを更に改良する場合もありますが、何かヒントが得られるかもしれません。 どんどん参考にしていきましょう。 |
▽ 今中 慎二のスローカーブ ▽
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140km/h台後半のストレートと80〜90km/h台の超スローカーブで沢村賞も獲得した左腕。 沢村賞を獲得した1993年には247もの三振を奪った投球を支えたのがこの球速的にも変化的にも落差の激しいスローカーブです。 握りは中指を縫い目に掛け、親指は支える程度に添えるだけ。 緩く、不安定に握ります。 腕の振りはストレート以上に強く振ることを意識していたそうです。 今中がこのカーブを習得したのは手の怪我でストレートが投げられなくなったのがきっかけです。 ストレートを投げると痛みが出る為、カーブで長い距離のキャッチボールをしていたら自然とカーブのコツを掴んだそうです。 |
▽ 星野 伸之のスローカーブ ▽
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プロとしてはかなり遅い部類に入る130km/h程度のストレートを速く見せていたのが90km/h前後のスローカーブ。 ボールの中心線の内側に人差し指が来るようにして中指を縫い目に掛けて握ります。 親指もボールの内側に添えるようにし、全体で見てもボールの内側を握るようにします。 腕は手の甲を意識し、手の甲が捕手の方に向けて腕を振っているそうです。 腕の振りはストレート以上に強く振ることを意識していたそうです。 |
▽ 佐々岡 真司のカーブ ▽
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1991年の広島東洋カープの優勝の立役者。 縦に大きく割れるカーブを筆頭に、卓越した投球術でMVPや沢村賞も獲得したエース。 カーブの握りは、中指と親指を対角の縫い目に掛け、人差し指は使わずに浮かせます。 中指・薬指・親指の3本でガッチリにぎります。 リリース時の指の使い方として、"中指と親指で指パッチンをする感覚"と語っています。 ちなみに佐々岡や工藤 公康(現・西武)はこの指パッチンでボールを頭上3〜4mまで打ち上げていました。 腕は鋭く切る様に振り、更に肩甲骨を使って腕全体をかぶせる様に入れ込むのだそうです。 |
▽ 岸 孝之のカーブ ▽
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2008年日本シリーズ、このカーブで巨人打線を翻弄して日本一・MVPを獲得した投球が記憶に新しい球界屈指のカーブの使い手。 握りは、中指と親指を縫い目に掛け、人差し指は中指に軽く添えて浮かせます。 力を入れずに、深く握って抜いて投げるイメージ。 リリースはなんとストレートとほぼ同じ。 手の甲がやや外を向く程度で、それ以外は腕の振りや手首・指の使い方に違いは意識していないそうです。 |
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